DDR4 メモリ規格

物理的特徴

DDR4 モジュールには一見違いがないように見えますが、いくつか微妙な違いがあります。DDR4 RAM は DDR3 マザーボードと互換性がなく、逆もまた同様です。うっかり間違ったタイプのメモリに挿入しないように、ノッチ（刻み目）の場所を変えてあります。各モジュール機能には、240 ピンでなく 288 ピンが付けられています。強度と電気接点を改善するため、PCB下部の形がわずかに湾曲しています。

速度の向上

技術的な違いでは、DDR4 の方が速度が速く、最低でも 2133MHz ですが、これは DDR3 のハイエンドに相当します。設計上の速度向上では 3200MHz を大幅に超えることが可能です。

消費電力の節約

DDR4 は DDR3 より効率が高く、消費電力が最大 40% 減少し、モジュール当たり 1.2V しか必要としません。これによりバッテリ寿命が延長されるため、ノートパソコンには大きな利点となります。

容量増加

DDR4 は高密度チップとスタッキング技術をサポートしているため、シングルメモリモジュールで最高 512GB の容量が可能です。

信頼性向上

巡回冗長検査、「コマンドおよびアドレス」転送のオンチップパリティ検出、およびシグナルインテグリティの向上により、DDR4 はこれまででもっとも信頼性の高い DDR です。