ビデオ会議が急成長したため、ISPとデータセンターが消費する帯域幅もますます増えています。 ビデオ会議の画質を保とうとする際、PCやノートパソコンの役割を見過ごしがちです。 ユーザーのデバイスは、あまり考慮されることがありません。 メモリはシステムに不可欠な要素で、ビデオ会議の質を決定する場合があります。また、プレゼンテーション時にスライド、共有画面、メディアなどを使ったマルチタスクをサポートします。これらはすべて在宅勤務に欠かせない機能です。
貴重なシステムリソースをどう使うかは、ビデオ会議のツールによって異なります。Microsoft Teams{{Footnote.A59219}}では設定や実行中のタスクに合わせてメモリの使用量を調整し、他のツールではもっと穏やかではあるものの、やはりリソースを消費します。 メモリを追加インストールして、スムーズで安定した希望通りのパフォーマンスを実現
最小システム要件を超えて
他の重要なアプリケーションが使用するメモリはすぐに増大し、システムメモリの領域を圧迫するため、ツールで要求される最小システム要件を超えた仕様にしましょう。
多量のメモリを使用する重要なアプリケーションには、たとえばメールクライアントや、Chrome、Firefox、Edge 、Internet ExplorerなどのWebブラウザ、Microsoft Officeがあります。OSも、円滑に稼働するために一定のメモリ容量を必要とします。
アプリケーションを終了すればメモリリソースを解放できますが、アンチウイルス/ファイアウォール、VPNクライアント、メールセキュリティなど終了できない、またはしてはならないものもあります。
仕事場では複数のモニタを使用することも珍しくありません。モニターそれぞれが多くのメモリを消費するため、さらに状況が悪化する場合があります。 グラフィックス専用カードの画像処理用メモリが利用できない場合、ビデオ機能が組み込まれたシステムは、システムメモリを使用します。 複数のモニタを使用すると、こうしたビデオのサポートに必要なメモリの量も増大します。
つまり、デバイスで複数のタスクを実行する場合、たとえそれが最小限のバックグラウンドのタスクでしかない場合でも、問題やスピードの低下に見舞われます。仕様で規定された最小限のメモリしか持たない場合は、なおさらです。
その結果、ビデオ会議の質や、デバイスで複数のワークロードを同時実行する能力が低下する場合があります。