NAND とは何でしょう?
NAND は、電源に接続していない時でもデータを保存できる不揮発性フラッシュメモリです。電源オフでもデータを保存可能なため、NAND は内蔵、外付け、ポータブルデバイスに最適です。 USB ドライブ、SSD および SD カードにはすべて、フラッシュ技術が活用されており、携帯電話やデジタルカメラなどの機器のメモリとして使用されています。
現在、数種類の NAND が市販されています。簡単に言うと、それぞれの種類はセル当たりの保存可能ビット数によって分けられます。ビットとは電荷のことで、0 か 1、つまりオンかオフかの 2 つの値しか持てません。
NAND 種類ごとの主な違いは、価格、容量、耐久性です。 耐久性は、フラッシュセルが劣化するまでに使える回数の「プログラム消去(P/E)サイクル」で決定されます。P/E サイクルとはセルを消去し書き込むプロセスであり、P/E サイクルが多いほど NAND 技術によってデバイスの耐久性を長く維持できます。
一般的な NAND フラッシュストレージの種類は、SLC、MLC、TLC、3D NAND です。この記事では、NAND の各種類の違いについてご説明します。