2019年第4四半期初頭、DRAM半導体のサプライヤーはDDR4対応の次世代高密度DRAMの発売を開始しました。これらの新チップは、20ナノメーター未満の新しいウェーハリソグラフィをベースにしています。つまりDRAMの密度が8Gbitから16Gbitに移行することで、モジュールあたりの容量が増大します。
言い換えると、これまでと比べて半分のチップ数で、同じ容量を達成しています。新しいウェーハ技術の採用と、メモリモジュールのコンポーネント数減少によって、モバイル機器を含むあらゆるデバイスの消費電力が削減されます。このため、ノートパソコンのバッテリー寿命が延長し、データセンタや、自宅および職場のデスクトップパソコンの電気料金を節約できます。この進歩によって、クラウドコンピューティング、エッジデータセンタおよび5Gネットワークの成長が促進されます。
8Gbit DRAMからは徐々に撤退
DRAMメーカーは高密度16Gbitベースのメモリモジュールの生産に集中しているため、8Gbitベースのメモリモジュールからは徐々に撤退します。したがって、システムアップグレードを計画することが重要です。Kingstonでは、チップを入手できる限り8Gbitベースのメモリモジュールを販売し続けますが、どの程度の期間かは決定できません。現在システムを計画中で、コンピュータの寿命が最優先の場合は、16Gbit DRAMと互換性のあるコンポーネントを使用する必要があります。これにより、システムはアップグレード可能になります。
この短いビデオでは移行の概要について、お客様への影響や、利点、メモリアップグレードの際の注意点などを説明します。相違点を理解し感じる
- 密度が2倍になりRAM容量が増大
- システムやアプリケーションの効率向上
- 消費電力の節減
- データセンタの費用削減